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ヒルの猛攻で西大星取付き敗退(筆頭岩登攀)


10月6日【西大星北稜(ヒル敗退)→筆頭岩】
W/スガー(熊谷山旅会)、banbaban(←)


丸1週間国内出張が続き帰宅は金曜日深夜。沢に行くには事前検討や準備の時間が取れないので勝手知ったる妙義のバリエーションにスガーと行くことにしました。この数年妙義のバリルートに血道を上げているbanbabanさんにも声をかけたところ西大星北稜の直登ルートに行こうということになったのですが…。

ちなみに私の妙義のバリルート記録一覧。(これから行こうとする方々のルーファンの楽しみを奪わないためにルートの詳細が分からないように書いてあります。また幾つかの記事にも書きましたが、お願いですから目印のテープや固定ロープの類を設置しないでください。ルートファインディングの楽しみがなくなってしまったら妙義の藪ルートは楽しみが8割下がってしまいます。西岳→星穴岳→中之嶽神社の観光ルート化は悲劇です。

①2003年10月 星穴岳(星穴新道) ロシアンルーレット。私はもう行くことはないと思います。
②2005年11月 裏妙義赤岩  当時は踏み跡・テープなし。
③2005年12月 間違って登った裏妙義鶴峯山ジャンクションピーク  当時は踏み跡・テープなし。もう一度!
④2006年12月 裏妙義風穴尾根 当時は踏み跡・テープなし。尾根に乗るまでは会心のオリジナルルート。お勧め!
⑤2011年11月 相馬岳北稜Ⅰ(相馬沢下降)
⑥2011年11月 金鶏山縦走  一般的な割にはスリリング。
⑦2012年11月 相馬岳北稜Ⅱ  お泊まりデートでした。
⑧2013年11月 妙義富士稜縦走  女子に囲まれご満悦!爽快尾根ルート!
⑨2013年11月 御殿風穴稜 踏み跡・テープなし
⑩2014年  4月 木戸壁 整備されたマルチゲレンデ
⑪2015年11月 星穴岳(西岳ルート) 妙義のバリエーションの趣がない観光ルート。過剰なテープにうんざり。
⑫2015年12月 西大星北陵 踏み跡僅か・テープなし
⑬2016年11月 御岳東稜 ロープ不要のオリジナルルート。途中までは踏み跡、テープあり。
⑭2017年11月 裏妙義風穴尾根 11年ぶりの再訪。今回は鶴峯山への最短アプローチで。
⑮2017年11月 裏妙義谷急山「失われた直登ルートを求めて」 (北稜下降) 記事アップ忘れ


⑯2018年10月 裏妙義西大星北稜再訪→ヒル敗退→筆頭岩

丁須の頭鍵沢コース登山口8:00→8:30北稜取付き8:35→8:55丁須の頭鍵沢コース登山口
中之嶽神社駐車場10:20→10:34登山道→筆頭岩クライミング→11:50筆頭岩山頂→金鶏山へ向かう踏み跡(悪い!)→13:45道路→14:15中之嶽神社駐車場

妙義に来るのは11月3連休の立山初滑りが気象条件や積雪状況不良で中止になった場合が多い。こんなに早い時期に来たのは初めてでしたが案の定ヒルの猛攻にあってあえなく敗退しました。

各自の靴の中から出てきたヒルの動画撮影中。
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赤城山ハイキングとか榛名山ハイキングとかの話も出たのですが、いくらなんでもねぇ。ということで裏よりは多少はヒルが少ない表妙義の筆頭岩へ行ってみることにしました。(途中コンビニで虫よけスプレーを買って靴と靴下に入念にかけておいたのは言うまでもありません。←ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが専用忌避剤でなくともディートはヒルの忌避に効果大です。)

右手に延びるスカイラインがこれから登るクライミングルート。ピークの右下に見えるポコ(P2と言われているらしい)の更に右下の平坦部からポコまでが第1ピッチ、そこからコルを経由して山頂手前までが第2ピッチ。3ピッチ目はそこから山頂までの歩きルートなので実質的なクライミングはこの2ピッチだけである。
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筆頭岩と金鶏山は車道のすぐ脇にあり、落石を起こすと重大事故につながる恐れがあるため登山禁止です。バリエーションに慣れた人ならば落石を起こすことはないと思いますが、我々は車の音が聞こえた時は歩くのをやめて車の通過を待ちました。

ここで落石を起こすことはまずないと思いますが、この先少し悪くなります。
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明確な登山道はやがて側壁沿いの踏み跡となり(落石厳禁)、突き当たった尾根が登路になります。
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このポコの下のテラスでアンザイレンしているとbanbabanの知り合いの妙義の常連さんが下りてきました。驚くことに我々が確保して登ろうという岩場をクライムダウンでなくウォークダウンで下りてきました!世の中凄い方は居るものです。
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2級?20m。
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ポコの頂上の折り重なった岩の上がビレイ点になりますが、どれも大きな浮き岩。今ここで地震が起きたらとか思うと長居はしたくないところです。

2ピッチ目の出だしはコルの通過。トップはここが精神的核心です。
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一部4級などと書かれた記録も見ましたが、鎖が下がっているラインに拘らずにルートをしっかり見て登れば3級マイナスでしょうか。簡単ですが高度感や露出感は味わえます。1,2ピッチともに要所には残置支点があり、強度は不明ですが鎖の設置支点も利用しました。(さすがに鎖自体を支点とするのはちょっと頼りないと思います。)
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最終ピッチは歩き20m。
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山頂からは10m(ぺツル+懸垂用リング)と40m(立ち木からの残置スリング+残置環付2枚)の懸垂2発。2本目は空中懸垂になります。途中の木が邪魔だったという記録が多くありましたが、何度か下りたことがあるbanbabanのガイドでそれを避けた方向で下りることができました。またロープは投げ下ろさずにトップが肩掛けで繰り出しながら下りました。(この場合要バックアップです。)
降り立った安定したテラスで二人に石田塾流の懸垂仮固定と絶対落とさないビレイデバイスへのロープセット法(と解除法)を伝授して喜ばれました。安全登山のために是非広めてくださいね!

通常はテラスから西に回って取付きに戻るそうですが、私とスガーは2011年に行った金鶏山からのルートに繋げたかったので東(金鶏山方向)の踏み跡を辿ったのですが、一部悪い箇所があって緊張しました。何度か通っているbanbabanとその友人もそれぞれ一度ずつホールドが欠けて転落したとか…。落ちると着地してからもそこそこの距離を転げると思います。

最後は泥のルンゼを下りて藪を分けてカーブミラーの脇に出ましたが、ちょうどハイカーが通りかかるところで、変なところからゴソゴソ出てきた我々は怪訝な思いをされたことと思います。
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筆頭岩は妙義のバリというよりは整備された簡単なマルチルートですが、アルパインや沢登りの経験者にはまったく物足りないと思います。登山禁止、アプローチでの落石厳禁ということも併せてわざわざ行かない方がいいかなぁ。自分が行っておいてなんですが…。


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コメント

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蛭の猛攻

まだ蛭に出くわした経験がないので怖さを知りません。

以前、常さんから「皮膚に潜られたらタバコの火で撃退する」と伺った気がしますが、ぜひ今回撮影された動画を見せていただきたい❗

ヒルには塩水か防虫スプレーを!

ヒル、イヤですねぇ。血がいつまでも止まらないだけで、大した実害はないのですが。
食いつかれたヒルにタバコや蚊取り線香の火を押し当ててもなかなか取れません。こっちが先に火傷しそうです。塩水か防虫スプレーをかけるとコロリと落ちます。
生息範囲がどんどん広がって、二度上峠付近にもワンサカいるようなのでお気をつけて!
動画は貰ったらアップします。