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美渓 泙川水系三俣沢大岩沢(2)

8月4,5日【泙川水系三俣沢大岩沢】
W/スガー(熊谷山旅会)、もも(ウチの会)、こまっちゃん(ウチの会)

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イワナを丸一匹食べたーいというリクエスト。そんな沢はいくらでもあるけれど、この時期怖いゲリラ雷雨に遭っても死なずに帰れること、アブやブヨの大群に追いかけられないこと、この二つの条件を追加して見つけ出したのが泙川水系三俣沢大岩沢。なので沢自体は全く期待していなかったのですが、思いの他の美渓でびっくり。美しく発達した岩盤、快適なテン場、後半はロープ不要で直登可能な滝の数々、藪漕ぎなし、下山のニグラ尾根南西支稜はマジ読図。二日間たっぷり楽しませてもらえました。もちろんイワナもね。泳ぎや登攀に拘らない人ののんびり沢旅にはかなりお勧めです。
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4日快晴 http://tsune3.blog87.fc2.com/blog-entry-2112.html
泙川林道ゲート8:20→9:40平滝小屋手前の入渓点10:10→10:20平滝→12:00湯元沢出合→13:55ス沢出合→14:07前小屋沢出合→14:??BP(スルノ沢出合手前の右岸台地)
5日快晴
BP7:50→8:00スルノ沢出合→ゴルジュ出口CS滝(巻き)→8:49三左衛門沢出合→9:58大滝10:17→12:05 1927峰北コル12:50→ニグラ尾根→ニグラ尾根南西支稜(ニグラ沢左岸尾根)→16:16南西支稜末端(泙川林道終点)16:27→18:27泙川林道ゲート

快適だったテン場を出て10分でスルノ沢出合。
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そのすぐ上にある5mほどの滝を登ると、
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沢は左折して突然ゴルジュの中に入ります。
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短いゴルジュの先には深そうな釜を持つ5mCS滝。涸れ滝を快適に登ったという最近の記録を見たのですが、写真の通り今回は強い水流をモロに受けながらのシャワークライミングになることは必須。(とその時は思ったのですが、今写真を見てみればステミングで登れば良かったのかもしれません。まぁ、いずれにせよ股関節が硬い私はステミングは苦手なので…。)手前の5m滝の下まで戻って右岸からまとめて簡単に巻きました。
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大岩沢・三左衛門沢出合(正面は大岩沢)。三俣沢と言われる由縁だと思いますが、宿堂沢がこのすぐ上で出合います。
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右手からはまず三左衛門沢。
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これは多分右端を簡単に登ったのだと思いますが、記憶がありません。
出合に掛る宿堂沢6m滝でした。なので当然登っていません。
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易しい滝の連続です。
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そして大岩沢のハイライト、20m大滝です。
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一見難しそうですが、スガーが果敢に取付いてあっけなく登ってしまいました。もろにシャワーを浴びるので風邪っ引きの私はレインウェアを着て登りました。下部は右側の水流直登、中間テラスから先は水流と左壁のコンタクトラインをガバを頼りに簡単に登りましたが、上半を登り始めた時に右足を乗せたフットホールドが崩れて一瞬ヒヤッとしました。掴みたくなる大きな浮石もあるし、慎重に。
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大滝のすぐ上にある20m滑滝は階段状。
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源頭部に来ても小滝が幾つかありました。
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沢が消えても藪漕ぎ無し。
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そして天国の詰め。
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12時過ぎに爽やかな風が吹き抜ける1927峰北コルに到着。
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ここからの下山ルートとしてはは次の3通りが考えられます。一つは最も一般的なス沢~三俣沢を下降。二つ目はニグラ尾根南西支稜(ニグラ沢左岸尾根)を尾根末端まで下降して林道終点に合流。三つめは最もレアな正統ニグラ尾根(1927Pから1558.0Pを経由する三重泉左岸尾根)を下降して泙川林道最後のトンネルの脇に下降。我々はルーファンを楽しむために3番目のルートを選択しました。

単なる尾根通しなどとはあなどれないニグラ尾根。要所要所でコンパスチェック。
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ニグラ尾根とその南西支稜との分岐点まで来て、1158.0へ180mの登り返しと今の時間を考え南西支稜(ニグラ沢左岸尾根)下降に方針転換しました。この尾根の下降の一番のポイントは1534Pの同定です。読図に慣れた人なら地形図をひと目でなるほどとニヤリとすると思います。ここまでは順調に来た我々でしたがここで見ごとに引っかかり、違う尾根を20mほど下りてしまいOSならずRPになってしまいました。すぐに気が付いて戻ったので時間的には15分ほどのロスでしたが。
林道に出てからはひたすら忍耐の歩き。車に着いた時には6時半を回ってしまいました。

大岩沢は困難や上達を求める沢屋さんにはスカ沢でしかないと思いますが、美しい岩盤が続く開けた美渓の沢旅好きの私にはいい沢でした。ニグラ尾根南西支稜の下山も退屈しません。初心者の泊まり沢体験にもぴったりです。

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